ヒマワリ君の甘い嘘
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「(ぜ、前言撤回……)」
私の瞳に映る光景は、一体何を表しているんだろう。
教室の入り口で立ち止まっている私に、華は駆け寄る。
「なに、アレ……」
日向くんの席の周りに群がる女子。
困った顔で笑っている、私の彼氏を囲んで
キャーキャー黄色い声が漏れている。
「朝来てからずっとこう。勉強教えてもらってるんだって」
華が呆れたように言った。
勉強……
私もまだ教えてもらったことないのに…!!
昨日まであんなにも意地悪で、
でも優しくて
コロッと気にしなかった私が悪い。
クラスの女子たちを侮り過ぎた。
「小夏ぅ〜?」
華は急に猫撫で声で、私に言った。
「作戦決行ね」
ニッと、白い歯を見せる。
これは、やるしかないのか。
不安が私を襲ったけれど、目を開けば
不安なんかすべて闘争心に変わってしまった。
いざ、
ドキドキ大作戦へ!!!