ヒマワリ君の甘い嘘
そして高崎くんもサラッと変なこといわないでよ!
「どこがだよ。普通に考えてカバンにも机にも無かったらロッカーしかねぇだろ」
日向くんは携帯から顔を上げずに続けた。
「ばぁか。天然で可愛いだろうが!その良さもわかんねぇとか損してんぞお前」
「別にわかりたくねぇし」
「だってさ、立花さん。こいつ女慣れしてないだけだから。許してあげて」
その流れで私に振る?!
「黙れクソ野郎」
「あの……、____
「あぁ!?クソ野郎とか汚ねぇ言葉使ってんじゃねえよ」
「…ちょ、____
「………ウザ」
もう…!なんなの!?
「あの!高崎くんありがとうございました!鈍臭くてごめんなさい!さようなら!」
一気に言い放った私は机からカバンをひったくって教室から出た。