ヒマワリ君の甘い嘘

期待、なんか


捨ててしまえ。



もう一度お前に笑って欲しいなんて


思ってなんか、ない______



「う……そ…。…だって身長とか、声も違うのに…」


立花の声は震えている。



「三年も経ってる。変わるに決まってるだろ」



どう思っているんだ？


そのいまにも泣きそうな目で俺を見て。



「日向くん、だったんだ…………」


潤んだ瞳で、立花は微笑んだ。


「久しぶり」


そう言って、彼女はあの時のように大きく笑った。



きっと、


これ以上踏み込んでしまったら、

これ以上近づいてしまったら、


俺はもう二度とこの笑顔を見れない気がする。


彼女が離れていってしまう気がする。






だったら_________