哀しみの瞳
甚一も戻り、全員で夕食が始まった。


(秀)
「いただきます…」全員がいただきます。と言ってから食べ始める。


秀は秀一と由理をチラッと見ながら、食事し始める。


(秀)
「何かあったのか?秀一!」


(秀)
「いえっ、別に!!」
(秀)
「由理?どうした?」優しい声で聞いてみる。



(美佐子)
「由理ちゃん!みんなが心配してるから!話してみようか?」


(甚一)
「学校で何かあったか?」


(秀)
「秀一は聞いてるんだな?みんなの前では、話せないのか?」



(秀)
「………実は、今日の由理の宿題が作文で、その題名が、(母の日に向けて)って言う…ふぅっ…」


秀一の中では、もう由理に、言って聞かせた様子。


(美紀)
「由理ちゃんにとっては、辛い題名よねぇ!それって!」



(甚一)
「由理は、そうだなぁ…んんっ、それでどう思ったんだ?」
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