哀しみの瞳
秀一18才~由理
13才 誕生日



2人共…誕生日おめでとう!!



全員に声を揃えて言われる。



此処へ来てから、毎年家族全員でいつも祝って貰っている。



(秀一)
「有難うございます!いつもお世話になっているのに、こんな高価なプレゼントまで頂いて……」



(由理)
「ああっ、これ私の欲しかったポーチ!!美紀さん有難う!何で私の欲しかった物を知ってたの?」




(美紀)
「この間、雑誌見ながら、言ってたでしょう?聞いてたのよ!」




(由理)
「きゃぁ!可愛いこの洋服!おばさわ有難う!私似合ってる?ねぇ!しゅう!見て?
今度紗織ちゃんと、何処か行って来ようかな?しゅう、良い?」



(秀一)
「ああっ、良いけど、友達と何処かへ出掛ける時場所と帰宅時間を必ず美佐子さん達に、言ってからでないと出掛けちゃだめだぞ!」



(由理)
「もうっ、また始まったよ!この間も言ったの!しゅうなんて、何処か遠いとこへ、行っちゃうといいのに!お父さん…お父さんからも言ってよ!嫌だぁ!みんなも、そう思うでしょ?」
< 191 / 296 >

この作品をシェア

pagetop