哀しみの瞳
アパートの前に着くと……やはり由理が座り込んで、待っていた。眠っている様だった。



(秀一)
「由理?由理っ、」由理を起こす。


由理が目を覚ます



(秀一)
「一人でよくここまで、来れたね?」



(由理)
「わぁーん………しゅうっっーー」抱き付いてきた。



(秀一)
「何で走ってにげたんだ?馬鹿な奴だなぁ!」



(由理)
「だって……だってね!……」



(秀一)
「とにかく、中に入ろう!」
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