哀しみの瞳
(秀一)
「由理には、どう話すんですか?もうすぐ、戻って来るでしょ!」
(秀)
「この事は、俺から話すから…由理が、あの二人の所へ行くことになっても、……最後は、ちゃんと見送ってやるんだぞ!分かったな!!」
(秀)
「…………」
何も言わずに、部屋へ行ってしまう。
そこへ、出掛けていた、美紀と由理が、帰って来た。
合わせて甚一と美佐子もリビングに戻って来た。
(由理)
「美佐子さーん!ただいまっ、戻りました!しゅうの靴があったけど…しゅう帰ってきてるの?しゅう!しゅう!!!」
(秀)
「由理!!!待ちなさい!…ここに座って!大事な話しがあるから!」
(由理)
「しゅうに会ってきたい!その後じゃダメ?」
(秀)
「父さんの、話し聞いてからにしなさい!良いから座って!」