哀しみの瞳

(秀一)
「由理には、どう話すんですか?もうすぐ、戻って来るでしょ!」



(秀)
「この事は、俺から話すから…由理が、あの二人の所へ行くことになっても、……最後は、ちゃんと見送ってやるんだぞ!分かったな!!」



(秀)
「…………」


何も言わずに、部屋へ行ってしまう。


そこへ、出掛けていた、美紀と由理が、帰って来た。


合わせて甚一と美佐子もリビングに戻って来た。



(由理)
「美佐子さーん!ただいまっ、戻りました!しゅうの靴があったけど…しゅう帰ってきてるの?しゅう!しゅう!!!」



(秀)
「由理!!!待ちなさい!…ここに座って!大事な話しがあるから!」


(由理)
「しゅうに会ってきたい!その後じゃダメ?」



(秀)
「父さんの、話し聞いてからにしなさい!良いから座って!」
< 230 / 296 >

この作品をシェア

pagetop