哀しみの瞳
そんな中……


由理は、席を立とうとし、立ち上がった…瞬間………………



由理は、目の前が、真っ暗になった。


(パターン………)由理は倒れてしまった。



由理は、病院のベットで眠り続けていた。



高熱が続き、あらゆる検査が行われた。


薬が投薬され、徐々にではあるが、微熱程度にまでは、治まってきた。が以前意識が戻らなかった。



由理の側で、一時も離れず、何時目覚めるか分からない由理を置いて、家に帰ることなど到底出来ないみち子であった。


担当医師からは、何ら意識が戻らない原因が不明という旨説明を受けた。


みち子は、由理の手をとり、心の中で、ひたすら祈った。


(由理ちゃん!!お願いよ!どうか…目を覚まして、母さんに話し掛けて?……もう一度元気になって家に帰って三人で仲良く暮らしましょ!……」
< 249 / 296 >

この作品をシェア

pagetop