哀しみの瞳
入院してから12日目の朝……
みち子は、ベットの側で、ウトウトしていた。
握っている手が僅かに動いたのに気付き思わず起きてみると……
由理が、目を開けていた。
「由理ちゃん!!!目を…覚ましたのね!!………看護婦さんーー由理が、目を覚ましました!!」
看護婦と担当医が、慌てて入って来た。
しかし、由理は……目を覚ましたものの………一切言葉を発しなかった。
(担当医)
「何故、声を出さないかは…こちらでは、とにかく、原因が判らないんですよ!身体の方は、全く問題は、無いんです。一応喉に何らかの原因があるか調べたのですが……こちらも、全く………後は、メンタルな部分をカウンセリングを受けてもらって…精神科の方に掛かっていただくかですね。何かのきっかけで話されるかもしれませんからね!ここまでくると、やはり、心の問題なのかもしれないですね!」
(みち子)
「精神的な事が原因で話さなくなることが有り得るのでしょうか?」
(担当医)
「何か心当たりでも?………まぁ、無理矢理は、いけませんからね!余程のことが、彼女を喋れなくしている訳ですから。焦って喋らせようとしたら…逆効果になりますから、気を付けないといけませんよ!」
みち子は、ベットの側で、ウトウトしていた。
握っている手が僅かに動いたのに気付き思わず起きてみると……
由理が、目を開けていた。
「由理ちゃん!!!目を…覚ましたのね!!………看護婦さんーー由理が、目を覚ましました!!」
看護婦と担当医が、慌てて入って来た。
しかし、由理は……目を覚ましたものの………一切言葉を発しなかった。
(担当医)
「何故、声を出さないかは…こちらでは、とにかく、原因が判らないんですよ!身体の方は、全く問題は、無いんです。一応喉に何らかの原因があるか調べたのですが……こちらも、全く………後は、メンタルな部分をカウンセリングを受けてもらって…精神科の方に掛かっていただくかですね。何かのきっかけで話されるかもしれませんからね!ここまでくると、やはり、心の問題なのかもしれないですね!」
(みち子)
「精神的な事が原因で話さなくなることが有り得るのでしょうか?」
(担当医)
「何か心当たりでも?………まぁ、無理矢理は、いけませんからね!余程のことが、彼女を喋れなくしている訳ですから。焦って喋らせようとしたら…逆効果になりますから、気を付けないといけませんよ!」