哀しみの瞳

１０月も終わろうとしていた、ある日…


研究室の方に電話が掛かってきた。此処まで、掛かってくることは、今まで一度もなかった。秀からだった。


「秀一！！急なんだが…今すぐに、来てほしい所がある。〇〇区立中央病院…そこに、由理が入院している。」



「えええっ！入院って、由理が？どうして？由理どうかしたんですか？」



「詳しいことは、後で話す…今すぐに、出てほしい！途中で俺のケータイに電話をしてくれよ！近くの駅まで迎えに行くから！」



「だから、由理はどうした……」



ツーツーツーーー


えええっっ！！！由理っっ！どうしたんだ？？



何があったんだ？由理！！