哀しみの瞳
病室に着くと、そこには、誰もいなかった。
病棟の看護士にきいてみると、外の空気が吸いたいと、屋上の方へ行ったと教えてくれた。
秀と二人で屋上へ行くと、高橋夫妻が、入り口のドアの前で、二人だけで立ちすくんでいた。
(高橋)
「少しの間だろうけど、一人で屋上に居たいと、身振り手振りで言われてしまって。秀一さんが、来て下さったのですね?」
(秀)
「ええっ!きっと…秀一にだったら…早く行きなさい!」
秀一は、ゆっくりと、ドアを開けて屋上へ行った。
病棟の看護士にきいてみると、外の空気が吸いたいと、屋上の方へ行ったと教えてくれた。
秀と二人で屋上へ行くと、高橋夫妻が、入り口のドアの前で、二人だけで立ちすくんでいた。
(高橋)
「少しの間だろうけど、一人で屋上に居たいと、身振り手振りで言われてしまって。秀一さんが、来て下さったのですね?」
(秀)
「ええっ!きっと…秀一にだったら…早く行きなさい!」
秀一は、ゆっくりと、ドアを開けて屋上へ行った。