哀しみの瞳
私の受験番号
「1146」
胸のどきどきが、止まらないまま、食い入るように、ホワイトボードに張り出されている番号の一覧をゆっくりと、辿った。
「1120・1135・1139・1146…」
「1146…あった。私の番号!!!!秀っ、私。合格したんだよ!」
有難う…有難う。秀!みんな秀のお陰だよ!なんもだめだった理恵を、ここまでしてくれたのは、秀がいてくれたから…涙がひとりでに溢れてきた。
「合格の方は、こちらの書類を持って行って下さい」
一応、書類を手にして、理恵は大学を後にした。
とぼとぼと、何処へ行くでもなく、ただまっすぐに歩いていた理恵は、何か聞いた事のある法律事務所の名前が書いてある看板が目に入って来た。
(ええっ!ここって、もしかして、秀のいる法律事務所のことかな?)
「1146」
胸のどきどきが、止まらないまま、食い入るように、ホワイトボードに張り出されている番号の一覧をゆっくりと、辿った。
「1120・1135・1139・1146…」
「1146…あった。私の番号!!!!秀っ、私。合格したんだよ!」
有難う…有難う。秀!みんな秀のお陰だよ!なんもだめだった理恵を、ここまでしてくれたのは、秀がいてくれたから…涙がひとりでに溢れてきた。
「合格の方は、こちらの書類を持って行って下さい」
一応、書類を手にして、理恵は大学を後にした。
とぼとぼと、何処へ行くでもなく、ただまっすぐに歩いていた理恵は、何か聞いた事のある法律事務所の名前が書いてある看板が目に入って来た。
(ええっ!ここって、もしかして、秀のいる法律事務所のことかな?)