プロローグ
「いくなよ」
強く優しい声がする
涙と温かい手が私の頬を撫でた
…あー…私…事故にあったんだっけ
スゴく体が痛いけど、アナタは無事みたいだから…良かった
視界が真っ赤に染まっていく中で、私は気づいた。
彼のどこにも、怪我がないことに。
ほんとに…良かった
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