・約束・2

あの部長から、後輩を育てろという指示で組んでいるようだが
話の内容からしても、かなり親しそうだ・・・


「・・・ふ~ん・・・」


「・・・へえ・・・」

だんだん春夏と、そのオトコの話を聞いているのが嫌になってきた。
その証拠に、話を聞く返事も適当になってきている。

オレの気分が悪くなったコトに気づかず、春夏は話を続ける・・・


・・・いい加減にしてくんねぇかな・・・


「その村上君?と、随分仲良くなったんだね」


「ん~それはどうなんだろう・・・」

皮肉交じりに言っても、春夏は気づいていないようだ。


「彼の話してる時の春夏、楽しそうだよ?」


「え・・・そんなコトないよ」




「元彼の部長とオレに似てるんだろ?
春夏が惹かれる要素、充分だよな・・・」



・・・久しぶりにムカムカする。
春夏がオトコの話で楽しそうにしているのがムカつく・・・



「雅也、私・・・ホントに村上君とは・・・」


・・・は?

今、何て言った??・・・
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