・約束・2
「・・・‘とは’・・・って? オレ、彼と‘ナニ’かあった?
・・・なんて、一言も聞いてないけど?」
「あ・・・」
明らかに春夏は動揺している。
「・・・何があったんだよ?」
出来るだけ落ち着いた口調で、静かに問いかけた。
春夏は全て告白した。
強引ではあったが、唇を奪われた事。
その理由が、オレも関係している事・・・
「雅也、誤解しないで!」
まともに春夏の顔を見れなくなったオレは、ソファに座ったまま
下を向いて考え込んだ。
「彼に・・・慰めてもらって、気持ち切り替えられた?」
「そんなワケないじゃない!私を元気に出来るのは
雅也だけよ」
それでも、聞かなければ隠し通そうとしていたのだろう。
言わなくてもいい事として。
・・・ずっと隠し通せるはずがない。ヒミツを持てば、いつか
それがバレる日が来るはずだ。
その時に、どんな事を言ったって出来た溝は埋まらないんだ・・・
「・・・雅也だって・・・」
「何?」
・・・なんて、一言も聞いてないけど?」
「あ・・・」
明らかに春夏は動揺している。
「・・・何があったんだよ?」
出来るだけ落ち着いた口調で、静かに問いかけた。
春夏は全て告白した。
強引ではあったが、唇を奪われた事。
その理由が、オレも関係している事・・・
「雅也、誤解しないで!」
まともに春夏の顔を見れなくなったオレは、ソファに座ったまま
下を向いて考え込んだ。
「彼に・・・慰めてもらって、気持ち切り替えられた?」
「そんなワケないじゃない!私を元気に出来るのは
雅也だけよ」
それでも、聞かなければ隠し通そうとしていたのだろう。
言わなくてもいい事として。
・・・ずっと隠し通せるはずがない。ヒミツを持てば、いつか
それがバレる日が来るはずだ。
その時に、どんな事を言ったって出来た溝は埋まらないんだ・・・
「・・・雅也だって・・・」
「何?」