・約束・2
・・・それにしても、一体誰が・・・

思い当たるとすれば、部長・・・なワケ無いか。

この前だって、‘幸せになれ’って言ってくれた。



じゃあ・・・


あと心当たりは一人だけ・・・


「・・・雅也、ごめん。私、ちょっと出てくる!
雅紀のコトお願い!!」


「春夏?! どこ行くんだよ?!」


「か・・・会社っ!!」


慌ただしく出かける準備をする私の手を握り、
私の動きを止めた。



「・・・今日は休み取ったんだろ?・・・何しに行くんだよ」



「思い当たるヒトがいるの。会って直接、聞いてみる!」


「やめろって」


「離して!雅也にばっかり辛いコトさせられない・・・」


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