・約束・2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「急だったから、予約入れてないけど
個室じゃなくてもイイかな?」
「うん。構わないよ」
隠れ家的な雰囲気の店に連れて行かれ、奥の座敷に通してもらう。
「・・・で?今夜は帰って家族で夕食の予定だったろ?
何かあったのか??」
坪井さんは相変わらず勘がイイ・・・
「その予定だったけど、春夏が・・・百合子に誘われて会うらしいんだ」
一瞬、坪井さんが固まった。
「・・・え?‘百合子’って・・・あの瀬戸川・・・百合子さん?」
「そう。あの百合子・・・今度、一緒に仕事するらしくて」
「ホントかよ・・・それで?
お前は春夏さん・・・奥さんに瀬戸川さんとの事は話してあるのか?」
「・・・それなんだよ・・・さっき急に電話で言われてさ。
ビックリして、話す間もなく・・・」
「話してないのか」
「・・・うん・・・」
「このまま黙っておくことは無理がある。
あの頃、随分話題になったし、奥さんの周囲では知ってる人がいるハズだ。
いずれ耳に入る。その前に、お前から話した方が・・・」
「急だったから、予約入れてないけど
個室じゃなくてもイイかな?」
「うん。構わないよ」
隠れ家的な雰囲気の店に連れて行かれ、奥の座敷に通してもらう。
「・・・で?今夜は帰って家族で夕食の予定だったろ?
何かあったのか??」
坪井さんは相変わらず勘がイイ・・・
「その予定だったけど、春夏が・・・百合子に誘われて会うらしいんだ」
一瞬、坪井さんが固まった。
「・・・え?‘百合子’って・・・あの瀬戸川・・・百合子さん?」
「そう。あの百合子・・・今度、一緒に仕事するらしくて」
「ホントかよ・・・それで?
お前は春夏さん・・・奥さんに瀬戸川さんとの事は話してあるのか?」
「・・・それなんだよ・・・さっき急に電話で言われてさ。
ビックリして、話す間もなく・・・」
「話してないのか」
「・・・うん・・・」
「このまま黙っておくことは無理がある。
あの頃、随分話題になったし、奥さんの周囲では知ってる人がいるハズだ。
いずれ耳に入る。その前に、お前から話した方が・・・」