・約束・2
「着替えた? ・・・うん。似合うじゃん」


「ありがと・・・って雅也、これらは一体・・・
どうやって買ったの? あの・・・下着とかまで・・・」


「あーそれは・・・マネージャーと店に行って、
‘勝負に負けて罰ゲームで来た人’として買ってきた」


「・・・ぷっ・・・坪井さんと?!オトコ2人で?
やだぁ・・・変装してても、万が一バレたら大変じゃない」


「そんな笑うなよ・・・」


「ごめんごめん」

そこまでして、頑張って買ってきてくれたんだ・・・
ネットとかでも買えたんじゃないの?と、突っ込むコトも出来たけど
せっかくのご厚意だからね・・・黙っていよう・・・


「春夏、今日は雅紀、連れて行かなくていいよ」

「え、でも・・・」


「今日、休みにしてもらったから、雅紀にはオレがついてるよ」

「雅也が?」


「さっき部屋覗いたら、気持ちよさそうに寝てたしさ。
熱も下がってるけど、動かすの可愛そうじゃん」


「ホントに頼んでいいの?」

「たまには男2人でゆっくりしてるよ」

「・・・」

「あれ?オレじゃ心配?」

「・・・そうじゃなくて」

「?」
< 90 / 180 >

この作品をシェア

pagetop