笑顔になあれ
誰だろう?

そう思って音がした方を見ると泉ちゃんがいた。

「早川さん?どうしてここに?」

「なんで私の名前を知ってるの?」

泉ちゃんが聞いた

「なんでと言われましても。えっと同じクラスの花巻結衣です。やはり覚えていただけませんでしたか。」

「花巻さんか。ってあなた花巻さんなの?」

「そうですが何か?」

「あ、いや、何も。ねえ、これからも聞きに来ていいかしら?」

「こんな下手くそな歌でよければ。」

「あと敬語はやめてくれる?同級生から敬語はちょっと...。それから私の事は泉って呼んでよ。」

「分かった。い、泉ちゃん。」

「じゃあね。」
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