笑顔になあれ
佑人side

「おいおいお前いきなり男二人で勉強会なんてどういう風のふきまわしだよ。」

そう。今日はなぜか誠が計画した男二人の勉強会。期末が近いとはいえ一体なんなんだ

「いいじゃないか佑人。もっと勉強して君は学年1位を取らなければならないじゃないか。」

嘘つけこのヤロー

「おい誠。お前頭いいだろ。今更勉強会なんて。本当は何をしたいんだ？」

「最近お前部活終わったらすぐにどこかに行くだろ。そしてこの前部活が無かった日も。だからこの前つけたんだよお前を。」

気づいてたんだ誠

「あれ花姫じゃないのか？」

「ああ。多分そうだよ。」

「で、お前は花姫に恋している。」

「うるせえ。そんなことはない。」

一瞬ドキッとしたのは内緒だ

「あと地味子ちゃんとはどういう関係？」

「はあ？別に何もないけど。あとあいつは地味子じゃない。花巻だ。」

「いや。あの子と花壇のところで喋ってたでしょ？俺とは喋ってくれないし、この前鉛筆拾ってあげた時もうつむいたまま会釈だけ。だから佑人とは何かあるのかなと思って。」
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