笑顔になあれ
みんなが帰って私と佑人くんだけが教室に残った

「すごいな花巻。全部一人で編曲したのか?」

佑人くんが話掛けてくれた

「はい。上手くできたか不安でしたが。」

私はうつむきながら答えた

「いや。綺麗だったぜピアノ。それに上手くパート分けもしてくれた。」

「ありがとうございます。」

「じゃあな。」

そう言って彼は教室から去った
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