依存
必死で働いた。ひたすら作り笑いしながらも、人一倍がむしゃらに。
確かにツラい…
息子の寝顔に癒され、リセットする日々だった。
…息子がいて私は生かされてた。
でなければとっくに消えてた…。

それなのにね…
必死になった結果、わたしは少しずつ道を反れていったんだ。
本当に盲目になってしまった…
残念なほどに身勝手で、浅はかで、愚かな…
簡単に言ってしまえば、
“バカな女”
あの時のわたしにはお似合いだった…。

他人事なら気付けたはずなのに。
“そんな人やめなよ…。”
って散々言いたい事言えたのに。

わたしは薄っぺらな愛情にしがみついて、溺れて…
必要とされてると思いこんで、依存していったんだ…。

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