繋がらない糸。


そんなある日の事だったんだ。





茶の間で
ケンとアタシとアタシの家族でご飯を食べてた時





―♪♪♪♪♪―




不意にケンの携帯が鳴った。







画面を確認して
顔をしかめるケン…。




「…はい。」





電話は
かなり険悪な感じで
しかめた顔が戻る事はなかった。





「話しそれだけなら、もう切るよ。」





そう言って
何のためらいもなく
ケンは電話を切った。




その話し方と表情で
アタシは全てを察知してしまったんだ。





そう…





その相手は
アタシが1番聞きたくなくて
1番おそれてた…





"元カノ"だった。
< 38 / 40 >

この作品をシェア

pagetop