繋がらない糸。


基本的に
アタシが働いてる店は
女の子の入れ替わりが激しくて
何人も女の子が変わってた。


アタシの右隣には
1個上のヨウ君。
左隣には
同い年のケン。
ヨウ君の向かえには…
誰だったかな。


ま、あまり関係ない人だった笑。

そしてケンの向かえに
同い年のタカ。



だけどその席では
アタシ全然
ご馳走様の合図をされなかったんだよね。

そんな感じで会話もはずんで
お祭りの話とか
タメに見えないとか
ありふれた会話を交わしてたんだ。

だけど急に
ケンが何を思ったのか
アタシに携帯の番号を聞いてきたの。


基本面倒くさがりのアタシは
お客さんに番号を教える事がなくて
いつもテキトウにあしらってたんだけど…



あの日はなぁーんか…
気が向いたんだよね。
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