この会社には野獣が居ます
「最後のチャンスだ。俺に言う事は無いか?」



言う事?何だろう・・



「今までお世話になりました。勝手に辞めるって決めて すみません。」




言い終わって そっと視線を上げると 悲しい顔をした東城さん
何で?




「何で隠す?」




「え?」



何を言ってるの?




「俺の子だろ?」




ドキン!
いつから知ってたの?



何でばれたの?
でも もう決めたんだ!



「違います。私の子供です。東城さんは関係ないです。」




東城さんの顔を見ると 気持ちが緩んでしまいそうになる




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