この会社には野獣が居ます
ちょっと早めに宴会場に行く
席は自由だが 人が多いので部署ごとに集まって座る事になっているらしく 机には部署が書いた紙が置かれていた




愛と並んで座る
なるべく目立たない後ろの方へ



女の子達はそわそわし出した
まだ来ていない東城さんがどこに座るか 気にしてるんだろう



東城さんが来るまで席には着かないみたいだ




もう ここから魔の戦いは始まっているようだ



関係ない私は目の前の料理を見て楽しんでいた




役職の方や年配さんは前の方へ
若い子達は後ろの方へ自然と別れて座っていた



でも 私達の部署はなかなか席に着かない・・・
落ち着かないな~



時間ギリギリで東城さんが現れた
入って来るなり ざわつく室内



「王子様の登場ね。」



そう まさしく愛の言うとおり王子様の登場だ



待っていた女の子達は 東城さんがどこに座るか見届けている



 
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