この会社には野獣が居ます
外ではがやがやと騒がしい 夢心地の私




「騒がしいな~。」




まだ眠たいのに・・




「そりゃーそうだろ。朝食の時間だからな。」




近くで聞こえる男の人の声
この声 東城さんに似てるけど 私の部屋にいるわけないか~まだ夢の中なんだ~



また眠りにつこうとしたら 寝ててもわかる目の前に人の気配が!
目をゆっくり開けると・・・・



横になりながら肘をついて私を見下ろす東城さん




「え?」



これは夢?現実?
昨日の出来事が一気に蘇る



昨日 東城さんと・・・・嘘でしょ?
少し酔ってたとは言え 東城さんとしてしまうなんて・・・しかもその後の記憶が無い



多分そのまま寝たんだと思うんだけど



でも 夢の中で“優”と囁いてキスをする東城さん
唇に柔らかい感触が残ってる






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