この会社には野獣が居ます
「すごい独占欲だね。」




「え?」




鏡越しで目が合い 言ってる事がわかった私は 一気に顔が火照る



「少しはましになるかな~?」



まずは首の紅い印を隠してくれる



「すごい!ほとんど隠れた~。」



今度は鎖骨・・・・胸元も隠してくれそうになった時 




「一志!待て!そこは良い。」



「お前な~。付け過ぎだ。」



「うっせーよ!」



セットしてもらい 美容院を出ても機嫌の悪い東城さん
私の手を掴み歩くのは良いが早い



ピンヒールを履いてるからバランスが悪い
危ないっと思ったら 東城さんの背中にぶつかっていた



「痛い・・・」




「デレデレし過ぎ!」



え?



「一志に惚れたのか?」



「ほ・惚れてません!」



目を細め私を抱きしめた



< 94 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop