トライアングル~永遠を君と~
旅立ち~深雨side~
「行っちゃった…」
秀くんの乗った飛行機が見えなくなるまで、私は空港にいた。
ずっと会えなくなるわけじゃない。
わかってても、寂しかった。
これから会える秀くんは、文字と声と映像だけだから。
秀くんの暖かさを感じることができなくなるから。
それでも、私は決めたもん。
“離れていても、繋がってる”
これは秀くんとの約束。
大切な、絶対に忘れない…忘れたくない約束なんだ。