トライアングル~永遠を君と~

「ねーね、みーうーちゃーんーっ」



「……、なんですか」



うざい。



ごめんなさい、先輩、とてつもなくうざいです。



「今日の放課後さ、俺に少し付き合ってくんない?」



先輩の話によると、どうやら買い物に付き合って欲しいらしくて。



少しでいいから…そんな言葉を、そんな潤んだような目でみられたら



「わかりましたよ…」



そう言うしかないじゃん…



だって、行くにしても断ったにしても、私は周りの視線が痛くなるだけなのを知ってるし、ね。



約束は4時半。



正門で待ち合わせ。



…正直、気が重い。




















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