先輩に一目惚れしました。

先輩に会いに行く。

今日から、先輩に釣り合うために、可愛くなります!
でも、身長足りない…。
「ほら!百花、先輩に会いに行くんでしょ!化粧するんじゃないの?」
「だってーぇ身長足りないから、子供が化粧してると思われるぅー」
「いてっ」泣きじゃくっていたらチョップがくらった。
「今更そんなこと言ってどうすんの、自分で気づいてないの?
百花ってモテるんだよ?天然だし、ばかだし顔も体型も、仕草も含めて」
「嘘だ…。」また涙出てくる。
「ほら!泣いたら意味ないでしょ!」
私が泣いたせいで休み時間が5分減ってしまった。
あと5分しかないよー。急いで先輩の居る2年A組に向かう。
あ!先輩居たー!
「君なんか、用事?」カッコイイ、チャラそうな人が声をかけて来る。
「あ、えっと、さ、佐々木先輩に…」緊張してごにょごにょ話す。
「なんだよー、君まで陽介狙いかよー」肩を落として先輩を呼びに行く。
「なに?どうしたの?」優しく声をかける
「えっと、その、…」
「ねぇ、用がないならさっさと帰ってくんない?私たち用事あるんだから」
はで目の先輩に睨みつけられる。
「ごめんなさい。」急いで教室まで逃げてきた。
あんな綺麗な先輩には勝てないよね。
「百花?なんで泣いてんの?なんか言われたか!先輩のファンに言われた
の?」
「夕風~。私無理だよーぉ」
「はいはい。百花はホント泣き虫だな。」抱き寄せてくれる。
「なあなあ~俺のとこには抱き着いて来てくれないの?」
「あんたは黙ってなさい!」夕風に睨まれる。
「す、すいません。黙ってます。」のそのそと自分の席に帰って行った。
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