Love Song
「あの、あなた誰ですか?」


そう、初音に声を掛けたのは、Freiheitのベースのタクだった。


「申し送れました。airaのパートナーですかね?」


なんて、初音は拓斗に名乗る。


「こいつと愛莉の間に口を出す権利が、あるんですか?」


拓斗の言葉に、初音は言葉に詰まる。


それは、、、


でも、、、


「愛莉は、私にとって大事な人間です。愛莉のことを傷付けるなら、愛莉から身を引いて欲しいと頼みに来ました」


初音は、真っ直ぐに言う。


「愛莉の才能は、本物です。その才能潰す可能性があるなら排除しなければいけない。この世界で生きている、あなた達にも、その意味はわかるはずです」

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