Love Song
「どうせ、お前はこの話を断ることなんて、出来ねぇだろ。この写真がある限り」


そう言って、あたしと來愛の写真を見せてくる。


そんな横暴な社長の言葉に、何も言い返せないのは、、、


社長の言葉が、本当のことだからで、、、


「あっちに、住む場所は用意してある。後はお前が、パロールのことを使うか、使わないかだけだ。それが決まったら、連絡しろ」


そう言い、社長は立ち上がり、部屋を出て行った。


その後を、初音さんも追う。


1人になった部屋で、あたしはグッと下唇を噛み閉めた。


そして膝を抱え、1人で、、、泣いた。

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