あなたは双子ですか?
…どれくらい時間が立った?

私にはやけに長く感じられた。

実際は10分くらいかなぁ。


私。現在降参してななとに抱きついてます。

なぜかななとは固まって動こうとしません。

助け………私からしたんだっけ…


…ななとの香り…好き、だなぁ。

落ちつく


「…………っと……、ど、どうしました…か……いつ…きさん」


「……も…少しこのまま…」








しばらく経ってから私は、ななとから離れた。


「……いつき………」

恥ずかしくて顔見られない!!

「な、に…」
冷たい返事だった?!
感じ悪いって思われたかな……

「やばい。なんでそんな可愛いことするの。」

………
「してない。」

「した。」

「してないっ!」

「しーた。」

っ………

「抱きついたけど可愛いことはしてない」


あと…少し。少しでもななとに浸っていたら。

水槽の水みたいに溢れてしまいそうで。

「俺にとっては可愛いの。」

…っ

「………ん…」

ここは認めるしかないと、コクンと頷いた。


「はぁ~………。
お前ほんっと可愛いよな。
他の男には気を付けろ」

と声を低くした。

「悪いけどななと以外無理」

「…そ(笑)なら良かった」


…かっこい……

「ななとこそ他の女のとこ行かないでよ……」


「行くわけねぇ…」

「ふふ(笑)」

この2日でここまで行くとは…

えへへ……

「なぁ。あのさ、どっか行かねぇ?」

「無理に決まってるでしょ!!部屋着しかないんだからっ!!」

「あ、そっか…↓」

シュン…とうなだれるななと。

少し女々しい(笑)

「いーの。ななとと居られるから」

「………えー、それはつまり、誘ってる???」

「な、な、そんな訳無いでしょ!!」

サラッと言ったよね…
こっちが恥ずかしいよ…

「う…」

可愛い…



ちゅっ

「っ?!」

…しまった………(汗)
つい…可愛いくて
って私結構肉食系?!

ええっ?!!!
…あれ、


「ななとー?」

ひらひらと手を振ってみる

よし!!
今のうちにななとの部屋に逃げよう!


だだだっ

ガチャ

もぞもぞ


布団の中に隠れる!!
ここ落ち着く


トントントン

ななとが上がってきた!!
あ、あ、やばい、緊張してきた!!


「みーつけた」

ひいいいぃぃ!!

布団をめくられ
いきなり押し倒された。
< 19 / 20 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop