好きです、先輩。
「今日からお世話になります!」


これから3年間お世話になる下宿先のおばちゃんに挨拶する。


高校に県外の生徒専用の寮があるけど男子寮しかないらしく、私は高校近くの下宿にお世話になることになった。


「よし、じゃーそろそろ帰るか」


荷物を下ろした後におとうさんがポツリと呟く。


「うん、ありがとうね。また電話する」


玄関まで見送りしてバイバイする。


両親の2人が車に乗った途端になんだか悲しくなって涙が出そうになった。

「ゆみちゃーん!」


部屋に戻ろうとしたら声をかけられた


「ユウヒちゃん!」


ユウヒは今日から一緒に下宿で住むことになった女の子


「メアド交換しよ!」


「うん!いいよ」


ユウヒは元気いっぱいな女の子で喋りやすい子だった
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