枯れない花
急いで、ゆうとに電話をした。
「今、外にいる?
私の家の前に!」
「ごめん、来ちゃった…
携帯がつながらなくて、会社に電話した
ら休んでるって聞いたから…」
「風邪、ひいちゃって…
うつしちゃうかもしれないけど、入る?
家に。」
「うん。」
インターホンがなった。
『入って。』
『意外に広いんだな。
部屋。』
『あぁ、うん。』
『昨日はごめん。
夜遅くに… 疲れてると思ってたけど
メールしちまって。』
『まぁ、確かにそれで起きたけど。』
『あ、あのさ、またなんか調べてほしい事
ある?』
調べてほしい事…
でも、また調べて茜みたいに咲希からメールがきたら…
『大丈夫。
また、調べてほしい事あったらメールする
ね。』
『わかった。』