キミとひとつになれたら
「いつまでも見つめてたいなぁ」
……やめて。
あんまり…見られたら…。
吸い込まれそうになっちゃう……。
「四ノ宮くんっ。早く、電気消してよ……」
これ以上、凝視されるのは耐えられない。
「そうだね。もう寝ないとね……」
クスクス笑いながら、彼は部屋の電気を消した。
「お休み、小春ちゃん」
「お休みなさい……」
寝る前に、キスなんて……。
まだ余韻が残ってて、眠れそうにない。
しばらくして隣から寝息が聞こえてきて、私もウトウトし始めて、深い眠りに落ちた。