キミとひとつになれたら
story3
強いヤキモチ
「小春ちゃん、日誌出してくるから。少し待ってて」
「うん」
放課後、日直である彼は日誌を書き終えて職員室へ。
教室内には生徒はチラホラしか残ってない。
私は自分の席に座って、頬杖をつきながらボーっと四ノ宮くんが戻ってくるのを待ってた。
「河瀬さん!」
急に、声をかけられた。
声をかけてきたのは、四ノ宮くんの友達。
「今日さ、カラオケ行こうと思うんだけど、冬真と一緒に来ない?」
「え……」
クラスメイトからの、誘い。
戸惑って、黙る事しかできなかった。