キミとひとつになれたら
普通じゃない秘密
「さっ、ご飯にしようか」
私を離した彼は、再び台所で作業に取り掛かった。
作業台の死体を平気な顔して捌いてる。
「今日は、こいつらの肉をステーキにしようか」
「……」
「人間の肉って、意外とおいしいでしょ?」
「え……」
「上条の肉も、おいしかったでしょう……?」
堪えてた吐き気が一気に押し寄せてきた。
私はリビングを飛び出して、トイレに駆け込んだ。
トイレで胃の中の物を吐き出した。