キミとひとつになれたら
夢幻の空間
「ん……」
カーテンから差し込む、眩しい朝日。
目を覚まして、
ゆっくり体を起こした。
目に映った、見慣れない風景。
そっか……。
私、結局四ノ宮くんの家に。
部屋の中を見渡すと、四ノ宮くんの姿はどこにもない。
どこ行ったんだろう?
ベットから降りた時、
―ガチャ
部屋のドアが開いた。
「あ、起きた?おはよう、河瀬さん」
「お、おはよう……」
「よく眠れた?」
「うん……」
四ノ宮くんの、爽やかスマイル。
昨日、私はこの人に告白された。
もしかしたらそれは夢だったのかな、と思った。
イマイチ現実味がない。