キミとひとつになれたら
とにかく屈辱的で、消えてしまいたい、とすら思った。
いっその事、
死んでしまった方が楽かもしれない……。
「ねぇ小春ちゃん、今日はスペシャルなものを作ったよ」
朝、起きたら彼がいなくてホッとしてたら部屋に彼が入ってきた。
ニヤニヤして、右手を後ろに回してる。
何か隠してる。
「何だと思う?」
「……知らない」
「すっごくいいもの……。ほら」
後ろに回していた右手が前に出され、私の視界に入ったのは……。
「何、それ……」