キミとひとつになれたら
私は必死に体を動かそうとした。
けど動いてくれない。
麻酔に自由を奪われて。
……逃げられない。
「…止めて……。お願い、だから……」
「麻酔が効いてるから、目を抉っても痛くないよ?何も問題ないでしょ?」
「っ……嫌っ…。そんな事…しない、でっ……」
私達の間に広がる静寂。
「小春ちゃん……」
静寂の後、四ノ宮くんは落ち着いたトーンの声で私を呼び、私の頬に触れた。
「愛してるよ……小春ちゃん……」