キミとひとつになれたら





危ない、と思った私は……。




「翔くんっ……!!」



持っていた包丁で、四ノ宮くんを刺した。






包丁は、彼の左胸付近に刺さった。


抜いたら血が飛び出した。





「っ…こは、る…ちゃ……」



さすがにダメージが大きいようで、その場に座り込んだ四ノ宮くんは立ち上がろうとしない。





カラン、と。
乾いた音を立てて包丁が手から滑り落ちた。




< 396 / 420 >

この作品をシェア

pagetop