キミとひとつになれたら





戻りたい。


純粋に、四ノ宮くんを想ってたあの頃に。




付き合い始めたばかりの頃に、できる事なら戻りたい。






「小春っ……」



翔くんに腕を掴まれ、現実に引き戻された。






「早く逃げるぞっ!!このままじゃ焼け死ぬっ……」



いつの間にか部屋の中は火が燃え広がり、ベットも燃え上がっていた。


火は勢いよく拡大していく。




このままじゃ家の中が火の海になるのも時間の問題だろう。




< 401 / 420 >

この作品をシェア

pagetop