キミとひとつになれたら
あの出来事は、私の心に大きな傷を刻んだ。
そんな私を誰よりもそばで支えてくれたのが、彼だった。
いつも寄り添ってくれて。
励ましてくれた。
私を、笑顔にしてくれた。
いつしか、翔くんの存在が私の中で大きくなっていき、彼に告白された時は本当に嬉しかった。
「小春、何か食べたい物ある?」
「うーん、何でもいいよ」
「何でもいいが1番困るんだよなぁ」
「今の発言…何か、主婦っぽい」
唯一の身内を四ノ宮くんに殺された私は、施設に引き取られた。
今は施設で平穏な生活をしてる。