☆ツンデレハンバーグ☆
そして涼介の口から出てきたのは意外な言葉。
「ハッ…ハンバーグ///!!」
―――子供か。
「わかった材料は?」
「なし!」
「……。」
「い…いや……たまには作ってみようかな~何て思って……」
「作れたの?」
そう言うと黙る涼介。
「わかった。じゃあこれから買いにいくから、涼介は先に家に戻ってなよ。」
そしてドアノブに手を伸ばした瞬間……
――――グイッ…
驚いて後ろを振り向くと、下を向きながら自分の右手で私の左手を掴んでいる涼介の姿が…
「え///ちょ…ちょっと/////」
「ま…待てよ//」
は…はぁ?!
「な…何で?!」
「よ…夜独りじゃアブねーだろ//…ばーか///」
「し…心配ありがとうございます…」
「だから俺も一緒についてってやる!!」
「え?!」
「行くぞ」
と、私の手を引っ張りながら言う涼介。
サッカー部なため、足が速い。
涼介はいつだって強引なんだ。
涼介がサッカー部に入った時だって、いきなり私の手を掴んでサッカー部に連れていって、私を勝手にマネージャーにさせた。
理由を聞いたら、
『俺サッカー上手いから見とけ。』
だった。
ホントなに考えてるかわかんない。
そんなこと考えてるうちにスーパーに着いた。
「で、何がいるんだ?」
「え…お肉と…たまねぎと……」
「じゃあこっちだな。行くぞ。」
「え?!ちょ…ちょっと!!」