ウ ソ ワ タ シ カ レ
昼休みになったころ
ふと携帯がポケットにないことに気づいた

お弁当を食べながら
かばんをあさると
居場所を教えるように
震えた

"その 待って"

"辛い 助けて"

"吐き気がとまらん"

"その ごめん 声聞かせて"

"助けて"

大輔のラインは
延々続いていた

なんだか怖くなって
電話してみた
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