僕らの記憶

朝、いつも通りの時間に起きる。

その日は土曜日で、いつもより遅く10時出勤だった。

そのため、ゆっくりと体を起こし
温かいコーヒーを入れ、ゆっくり飲む。

時間は余裕がある。

だが、オレの気持ちは、余裕など1つもなかった。

頭から離れない昨日の出来事。

頭から離れないあの顔。



俺は、自分の手が震えていることに気がつきカップを机に置いた。


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