また、
俺は学校を出た。
暗闇に飲まれる前に出てしまいたい。
俺はタバコに火をつける。
制服だったがこんな暗ければわからないだろう。
肺に落ちる煙が気持ちいい。
「俺病気で死ぬなら肺癌がいいな。」
何も後悔せずに死ねるだろうな。
最近またタバコの量も増えてきて恵美にはやたらにやめろとわめかれる。
キスをすればタバコの味がするだの服に臭いがついただのひたすらに文句を言う。
ここ2週間何もしてないほど恵美は俺を嫌がった。
そんなに俺吸ってっかな。
でももうタバコなしじゃ生きていけないからな。
恵美が俺に死ねと叫んだら辞めることを考えるかな。
つまりは自分で辞める意思はゼロ、皆無だ。
俺は2本目に火をつける。
やっぱりやめらんねぇなぁ。
俺はアホかもしんねぇ。

家について今までサボりにサボった授業をまとめることにした。
ダルい。
非常に面倒だが成績だけは落としたくない。
サボり魔不真面目野郎は負けず嫌いだから周りに負けるのが何よりも我慢ならない。
だから必死だ。
頭よくない奴がテスト前に面倒なことをしないためには毎日少しだけ時間を削るしかない。
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