また、
「直くん可愛いお顔がすごく怖いでちゅよー。」
「キモい、寄るな、喋るな。」
「怒んなって。つかマジでめずらしいな。変なもんでも食ったか?」
「食ってねぇよ。」
「恵美チャンがヤらしてくんないから一人エッチしすぎて早く寝たんだろー。だから早起き?」
「はぁ?」
「直君てばエロいからなー。」
「お前死ね。」
「恵美チャン可哀想ー。」
笑い転げる賢斗に蹴りをいれた。
黙れの合図だ。
「つかなんで恵美がヤらせてくんねぇの知ってんの?」
「あ、マジなの?」
どうやら俺は墓穴を掘ったらしい。
「忘れて。」
「ぶふ、直ウケんな!俺が相手してやろうか?」
「キモい。お前なんか掘りたくない。」
「大丈夫、俺が直掘るから!」
「お前頭イカれたんじゃねぇ?」
「もうすぐ夏だからねぇ。そうかも?」
どうやら賢斗は本当にイカれたらしい。
「つか恵美チャンがヤらせてくんないのは知ってる奴多いぞ?」
「何でだよ。」
「恵美チャンがお昼食べてるときに『直が煙草やめるまで絶対キスもエッチもしない!』て叫んでたから。」
「最悪だ。」
だんだん恥ずかしくなってきた。
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